5年前の小浜市は何にもない国で、その上一部上場企業が地域から撤退するなどで夢のない町になっていました。
無からの発想は、かつて小浜は朝廷に食を供給していた「御食国(みけつくに)」の歴史に思い至り「食のまちづくり条例」を制定、食を中心にしたまちづくりを始めたのです。
食の教育、スローフードの普及など、何でもかんでも食に結びつけていきました。
「水と炎の千年祭」という博覧会のサブタイトルにしても、約千年前に日本海の南海流に乗って象が南蛮船で小浜の海岸に漂着したという歴史から、象を核にした南蛮行列をやってみようと言うことから始まったことです。
歴史的な裏付けが最初からあったわけではないが、歴史・伝統をリメイクして作りあげていくうちに次々と新しいイベントが湧いてきたのです。
特に若狭路の庶民の食文化を取材して片端からレシピを作り、来場者に無料で食べて貰う振る舞いイベントを展開したのが評判となりました。「振る舞いテント」は市内の食堂やレストランから苦情が来るほどの人気で数を制限するほどでした。
若狭路は食のまちづくりを基本に、博覧会や食文化の掘り起こしで、落ち込んでいた観光客数が戻り増加に転じてきているが、博覧会の成功を単に起爆剤で終わらせずに今、第2弾を企画中です。
何かないかと小浜の町の中を探しまわる毎日です。その一つ、最近のレストランや宴会の料理はどこも平準化して大同小異であり、一般には飽きられてきている傾向がみられるので、次は「おばちゃんの味」を出す方向で準備を始めています。 |
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