しながらブルーのビニール袋を手に「皆さん、ごみを袋に入れましょう」と呼び掛けていました。
私達も袋をもらい周囲の人にも声を掛けて紙吹雪や紙屑を拾い始めました。多くの日本人の観客も足を止めてごみを拾い始めました。満杯になったビニール袋をもって『掃除呼び掛け人』の彼に握手を求め「日本は試合には負けたけどサポーターとしては世界一だよ、感動をありがどう」と伝えると、彼の目にも熱いものがこみあげていました。よごれたスタンドを掃除できたことに改めて日本人としての誇りを感じました。
その光景を見ていたフランス人ボランティアの年配の方々は『美しい姿を日本人に見た』と目頭を熱くしていました。華子と目を合わせると彼女の目もつき上げる心の高まりで潤んでいました。帰り際にIDカードを首から下げたフランス人に呼び止められました。「フランス語、ワカリマスカ?」「少tなら分かります」「私は今、大変感動しています。このような素晴らしい日本人の方々をリヨンのスタジアムにお招きできたことを至福の喜びに感じております、私たちフランス人の喜びを日本の方々にも知らせてあげてください。メルシ・ボク」と私に固い握手を求めてきました。フランスでは大きな心の財産を得られ、生きる喜びを感じて帰って参りました。』 |