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ちょっといい話
高松南ロータリークラブ・ロータリー情報委員会(2001-02)より、小耳に はさんだ いい話をご紹介します。

■第31回 子牛の出産

-クラブ週報 2月20日号-
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 2月に開催された『商業界』の勉強会で上甲晃(じょうこうあきら)先生から感動的な話を聞きました。
『北海道家庭学校は全国で唯一の私立の教護院、いわゆる非行少年を更生する学校です。全寮制で一つ屋根の下で少年たちと先生方の家族も一緒に暮らしています。先生方が教育に対して本気でなければとても勤まらない真剣勝負の学校です。

この学校の生徒が牛のお産に立ち会った時のことです。親牛は苦しみながら踏ん張っていました。子牛の前脚が出てきたのを見てオロオロしている生徒に、先生はぬるま湯を用意しろ、クサリを用意しろと次々に指示を出します。クサリを子牛の前脚にひっ掛けて、さらにそれにロープを付けて引っ張るのです。
子牛の前脚がちぎれてしまうのでは、と生徒達が加減して引っ張っていると先生から「もっと強く引っ張れ」と言われおもいっきり引っ張りました。やがて下半身が出てきましたが、難産で頭が出てきませんでした。ようやくベチャベチャに濡れた子牛が出てきたのですが息をしていませんでした。先生が子牛の鼻の穴を吸え!と言いました。
先生が片方の穴を吸い、生徒がもう片方を夢中で吸いました。やがて子牛は無事に自分の力で呼吸をはじめたのです。その生徒が急に泣き出してしまいました。そしてこういったそうです。
「ボクのお母さんもボクをあんなふうに苦しんで生んでくれたのにボクはお母さんにつらく当たり、ひどいときには暴力を振るって困らせていたと思うと、すごく悪く感じました。これからは、お母さんに対してだけじゃなく、ボクの為に一生懸命になってくれている人達に対して心配をかけずにやっていきます。」』

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