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ちょっといい話
高松南ロータリークラブ・ロータリー情報委員会(2001-02)より、小耳に はさんだ いい話をご紹介します。

■第19回 天使は博多弁だった

-クラブ週報 11月21日号-

 私の尊敬している先生から『ことばのご馳走』Cという本を送っていただきました。感動する話がたくさん載っています。
そのひとつをおすそわけします。

『まさに天使の声だった。でも、それは中年の、すこししわがれた声だった。
雨が降りしきる中、市内でバスに乗った。乗客は7、8人。私を乗せて、バスはまさに発車しようとした。そのとき、小柄なおばあさんが席を立って慌てて降りようとした。70代半ば近い、腰の曲がった人だった。手に大きな荷物と傘。足許もおぼつかない。そのうえ床も濡れ、ステップも滑りやすい。
「あ、危ない! バスが動いたら・・・」他の乗客もただハラハラ見守るだけだった。その瞬間だった。車内にやさしい声が響いた。あたかも天使の声のようだった。でも、それは博多弁の天使だった。
「ゆっくりでよかとよ。バスは動かさんから・・・」この一言で安堵感が流れ、車内がいっぺんに和んだ。そして、乗客みんなが乗務員の背に感謝の目を向けた。』

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