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ちょっといい話
高松南ロータリークラブ・ロータリー情報委員会(2001-02)より、小耳に はさんだ いい話をご紹介します。

■第13回 親の背中

-クラブ週報 10月10日号-

『在宅介護の記録』(文芸社)という本を読みました。

この本は桐生市の茂木治さんご夫妻と治さんのお姉さんが8年間、老人性痴呆のお母様を献身的に介護した記録です。読んでいて何度も共感の涙が溢れました。そして、治さんのご長男が書いた『親の背中』という作文(知事賞を受賞)にも大変感動しました。
『・・・朝、父か母が祖母を起こして流動食を食べさせる。そしてオムツを交換し、水を飲ませる。その後出勤をする両親から伯母にバトンが渡される。
伯母の仕事は祖母に昼・夕食を食べさせること、オムツを交換すること、そして祖母に話しかけることである。実の母のためとはいえ、伯母の努力は並大抵のものではない。これも娘から母への一途な愛情なのだろう。
両親が帰宅すると伯母から両親ヘバトンタッチ。オムツを交換し水を飲ませてから寝つかせる。こういった介護を日々繰り返している。
「介護が苦だという人がいるけれど、俺はあたりまえだと思うんだ。それはお祖母ちゃん自身がお祖母ちゃんのお母さんを介護していた姿をこの目で見てきたからなんだ」と父が語ったとき、まさに「子は親の背中を見て育つ」だなあと思った。そして今、私はその両親の背中を見ている。
以前祖母に、どのような大人になってほしいかと訊ねた時、祖母は「そうだね、偉い人になってほしいね」と答えた。・・・(中略)・・・今、私は「偉い人」の輪郭を自分なりに掴み始めている。それは、祖母を一生懸命介護し続けている父や母、伯母のような人になれということではないだろうか。・・・』

子供の教育、家族の有難さ、生きる意味を茂木さんご一家から教わりました。

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